卒業生インタビュー
INTERVIEW


介護業界に入る前はどんな仕事をしていましたか?
総合病院の医療事務(正社員)として28年間勤務。
受付、会計業務、診療報酬請求業務等に従事しながら「スタッフの育成」「スタッフのシフト管理」
「新人教育」などを手掛ける。
転職を考えたきっかけは何でしたか?
- 実父が脳梗塞を発症し片麻痺、失語症、高次脳機能障害となり介護認定を受け、デイサービスを利用することになり介護サービスについて疑問を抱くようになる。
- 医療と介護はどこか通じるところがあると思うようになり、医療現場で学んだ知識とコミュニケーション能力を介護現場で活かしてみたいと考えるようになる。
- 医療業界も今後益々AI化が進み医療事務としての役割の変化が近い将来やってくると考えるようになる。
- 現代の働き方として終身雇用や年功序列制の時代でないと感じるようになる。
- 子育てもある程度落ち着き、自分の時間が少し持てるようになり、定年後も長く働ける職場環境で前職の経験を活かした新たな仕事にチャレンジしたいと考えるようになる。
以上の様々な要因が重なりセカンドステージへのキャリアチェンジを考えるきっかけとなった。
ステップを選んだ理由は?
- 厚生労働大臣の指定した教育訓練講座(受講費用の一部を給付金として受けられる)「教育訓練給付制度」が利用できる。
- 働きながらでも介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の認定がとれる。
- 通学距離や受講日時、受講料や受講時間など自分の条件に合ったうえに、私のスケジュールに合わて受講スタートが可能だったから。
こちらの条件に対し迅速、丁寧に対応してくださったこと。岡山駅から近く徒歩でも車でもアクセスしやすい点や最短で資格取得に向けた相談に乗ってくださり対応してくださる事。就職までサポートしてくださる事が決めてでした。
最初に介護の仕事に対してどんなイメージを持っていましたか?
介護職に対する最初のイメージは
- 4K=きつい、汚い、危険、給料が安い
- 24時間体制で早番や夜勤などで生活が不規則
- 子育て世代(未就学、低学年)には働きづらい
- 有給休暇がとりづらい
実際働き感じたギャップ
「New3K」(変えていく、価値ある、感動できる仕事)
出来ることに着目した自立支援と生活の質向上を目標とする、ただ身の回りのお世話をするだけじゃない、奥が深い仕事だなと思うようになりました。
ステップで学んで特に役立ったことは?
介護の仕事を経験された先生方が授業をされるので、教科書を読むだけではわからない事を教えてくれたり、わかりやすく説明してくださり、とても楽しく授業を受けることができました。また、入職前にICFの概念を要いる考え方を学べた事は、利用者の課題把握や評価、多職種との情報共有、ひとりひとりに合った適切な介護を考えるベースとして役立ちました。
同期の受講生や講師との印象的なエピソードがあれば教えてください。
私が受講した時は、同期受講生の殆んどがすでに介護職で活躍され、自身のスキルアップのため学びに来られている方々でした。
授業では先生方の体験談を交えた話を聞かせてくださるので介護の世界に興味を持っていた私からすればとても興味深く聞かせて頂きました。また、たくさんの実技は本当に学ぶ事がたくさんでした。テキストの勉強はもちろん、テキスト以外のお話がとてもリアルに伝わってきてとても興味深く、良い経験をさせて頂きました。
職業相談の際、ステップのスタッフとのやり取りで
「印象に残っていること」はありますか?
独自の就職フォローアップシステムにより、いつ頃から働きたいのか?希望の働き方は?希望賃金は?などの現状と今後の自分の労働環境の変化に対し将来像がイメージできるよう何度も話し合いの場を作ってくださったことです。
「ステップが紹介する職場だから安心」と思えたポイントはありますか?
自分が理想とする社風と働き方を実現できる会社について相違がないよう何度も話し合い、介護業界の様々な現場を知り、信頼しているステップ様からの紹介だから安心してお任せすることができました。
職場見学や面談の際、ステップのサポートで助かったことは?
転職活動のため履歴書、職務経歴書の何をどのように書けば良いのかわからず悩みましたが、転職レジュメの効果的な書き方をご指導くださったり、面接対策、企業傾向の情報収集など、沢山のフォローをして下さいました。
自分に合った職場を紹介してもらえたと感じますか? その理由は?
私は次なる職場で前職の知識を活かし、更に介護知識を深めながらレベルアップしていきたいと思っていたのでご紹介頂いた職場はまさに私の希望通りの職場でした。なぜならば、今の職場には介護知識を深めるための研修制度などの学習の機会があり段階的な目標を持ちスキルアップすることができます。また、リーダー、後輩育成、施設行事などに携わることで専門職としての意欲を高め、大きな自己成長に繋げることができます。プロ意識を持ち輝き続けられる職場をご紹介して下さったことに感謝の気持ちで一杯です。
初めて現場に出た時の感想は?
介護はお一人おひとりによって異なるため個々の既往歴やその方が生きてこられた生活歴などを頭に入れておく必要があり、関わる全てのご利用者様の情報をまずは覚える事が大変でした。
また、入職後1ヶ月で看取り介護を経験。前職も医療業界なので人の生と死については理解してますが、事務職は患者様と間近で日々関わる事がないため入社間もない私にとっては衝撃的でした。看取り介護についての介護職員の役割として概ね理解しているつもりですが、穏やかに過ごされていた方が日毎衰弱し、痛みを伴い苦しそうな表情で過ごされている様子を見ると悲しくなります。先輩スタッフからは「慣れと割り切り」と言われますがなかなか割り切る事ができず、まだまだ介護スタッフとして至らず反省の日々です。
仕事の中で「やりがい」を感じる瞬間は?
逆に「くじけそうになった瞬間」は? どう乗り越えましたか?
介護職として働く最大のやりがいは、ご利用者から直接「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることだと思います。その方らしい生活をするためには、何故?どうして?どうすれば?と考えながらご本人の気持ちに寄り添いケアできたときに感謝のお言葉をいただくと、こちらも大変嬉しく、達成感を感じます。
また、介護職の目標としてどこを目指すかはさまざまですが、現場の最前線で勤める人や指導者、管理者として経営を行う人もいます。また介護福祉士からケアマネージャーにステップアップしていくこともできます。
介護職だけでなく、さまざまな目標があり、自分次第で目指すことができるのも1つのやりがいだと思います。
自分の中で「成長した!」と実感したエピソードはありますか?
ご利用者様から「ありがとう」と満面の笑顔で喜んで頂けたり、ベッドサイドから車椅子移乗の時「上手だわぁ。さすがプロだね」と褒めて頂いた時など。
この言葉に至るまでのプロセスがあるからこそ、やりがいと成長を感じます。
現在、働きながら楽しんでおられる趣味などはありますか?
子供の部活試合観戦で頑張った姿・成長を見て、私自身もとても良い刺激になったり、県外遠征や県外試合で行く会場周辺の有名所を調べ、その場所に行く事が楽しみです。
これからの目標は?
未経験からのスタートのため実務経験を積みながら介護福祉士国家試験を受けるための勉強や認知症ケアに関する勉強、看取り介護でのグリーフケアについても学んで行きたいと思ってます。
「介護に向いてる人」ってどんな人だと思いますか?
誰かの役に役に立ちたいと言う気持ちをもち人生の大先輩を敬う気持ちを忘れずコミュニケーションが上手に取れる方。
また洞察力や観察力などの状況の変化を読み取る力も大切。利用者さまの命に関わる仕事でもあるため、ひとつのミスがご利用者さまの生活や健康に大きく影響してしまう可能も考えられるため、常に責任感を持ち仕事に取り組める方。
もし、転職を迷っている人がいたら、ステップをどう紹介しますか?
「転職しようかな」と思った時がまさに動き出すタイミングだと思います。何か新しい事を始める時、色々と迷うこともありますが、将来的にどうなりたいか、何をやりたいかなどを自分で調べたり、周りの人に聞いたりして、少しずつでも動き出すことが大事だと思います。
是非一度ステップで相談してみてください。迷いを取り除く答えがきっと見つかります‼︎
ステップからのSさんの印象
Sさんは、明るくエネルギッシュな方で、行動力と向上心にあふれています。
「有言実行」という言葉がぴったりで、目標に向かって真っすぐに努力する姿がとても印象的でした。
ご本人は「よく考える前に動いてしまうこともある」とおっしゃっていましたが、それもSさんらしい素直さと軽やかなフットワークの表れだと思います。
その誠実でまっすぐな人柄は、きっとご利用者様やスタッフとの信頼関係づくりにも良い影響を与えていくのではないかと感じています。